わたしの気づき

日々、気になったこと、感じたこと。

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その5

No.5. 深瀬昌久「遊戯」

狂暴に笑っている猫の写真が京都グラフィーのポスターにもなっている日本人の写真家。会場は京都グラフィーではおなじみの誉田屋源兵衛の竹院の間。渡り廊下でつながれている二間つづきの展示で、京都の町屋の趣が堪能できる、あいかわらず美しい会場。竹院の間の2階の暗い重厚な独特の空間には誉田屋源兵衛の作品の帯や着物も展示してあり、こういった普段公開していない京町屋を見学できるのも京都グラフィーの楽しみのひとつ。

世界的にも評価されている黒い鳥の作品もよかったけれど、個人的にはお風呂につかりながらのセルフィーの「ブクブク」シリーズがおもしろかった。猫の写真も猫の舌の突起を細かくとらえていたりして、ほかの猫写真とは一線を画す、特異な作品だった。