わたしの気づき

日々、気になったこと、感じたこと。

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その8

No.8. クロード・ディティヴォン「パリ五月革命ー夢みる現実」

この1968年5月に起こったパリ五月革命ベトナム戦争に端を発したもので、その後、政府の政策に不満な労働者を巻き込んでいったものだそうだけれど、最近のパリでも、数年前からのマクロン政権の政策に反対する大規模なデモが行われている。今年の5月のメーデーあたりで同じような暴動があったと報道されている。

1968年当時はフランス全土の労働者を巻き込んで1000万人規模のデモやストライキに発展していったそうだけれど、現在の政府に対する不満はどういう決着を迎えるのか。

AIに置き換わっていく労働も今後、多くなっていくだろうし、1968年と同じ方法論では解決に向かわないのではないのだろうか。マクロン政権はパリを第二のシリコンバレーにしていくような、ITスタートアップ支援を打ち出しているそうだし。それはそれでいいとは思うのですが。

このクロード・ディティヴォンの写真はサン・ミッシェル界隈が暴動の場と化している様子を生々しく写していて、作品としても素晴らしいもの。

クロード・ディティヴォンはフランスのアンジェにギャラリーがあり、そこでも作品が見れるようです。サイトに掲載されている写真を見ると他の題材のものも構図が素晴らしい。

Claude Dityvon | Découvrir