鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで「江戸の戯画」観覧メモ
第一章 鳥羽絵
鳥羽絵とは、江戸時代の大阪を中心として流行した戯画のこと。
人物中心の小ばなし的な戯画。
第二章 耳鳥斎
耳鳥斎は江戸時代の大阪を中心に活躍した絵師。地獄絵巻をコミカルなタッチで描いている。
第三章 北斎
コミカルなタッチの「鳥羽絵集会」「風流おどけ百句」など。北斎漫画も。
第四章 国芳
江戸における戯画の名手、歌川国芳。金魚の擬人化は圧巻。
第五章 滑稽名所
幕末になると、名所を舞台とした戯画が出版されるようになった。
名所を舞台に繰り広げられるドタバタ劇。
第六章 暁斎
幕末から明治にかけて活躍した河鍋暁斎。
カエルの合戦図や、富士をバックにクジラに乗る猫など。
作品の説明が日本語のみだったけれど、作品自体はコミカルでわかりやすいし、ヨーロッパではブリューゲルなども動物を擬人化した絵画を描いているし、時期はずれているが、同じような発想が文化的交流がない地域で発生したことは外国人が見ても興味深いのではないだろうか。
金魚のファイルとか、日本みやげにぴったりなのに、広く知られていないのはもったいない。
それとも、オランダ商人によって、16世紀~17世紀に描かれたブリューゲル作品が18世紀、江戸時代の日本に持ち込まれ、歌川国芳などに影響を与えたのだろうか。そのあたりのつながりを知りたいと思う。
また、ジブリ作品のポニョや、ピクサーのニモなども。つながりが気になる。