わたしの気づき

日々、気になったこと、感じたこと。

2018-06-01から1日間の記事一覧

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 もくじ

毎年行っている「京都グラフィー」。オープニングの週末に行われるトークが毎年おもしろく、今年も参加するつもりだったのが、けっこう天候が悪く、大阪から出向くのも面倒くさかったのでパスしてしまった。 京都グラフィーのYouTubeチャンネルにその様子の…

石元泰博 桂離宮のモダニズム

オットー・ネーベル展がメインで出かけた京都文化博物館で鑑賞した石元泰博氏の写真が意外によかった。 これらの作品は1953年から54年にかけて撮影されたもの。 作品の説明に、シカゴのニューバウハウスと言われるインスティテュート・オブ・デザインで写真…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その11

以下、パスポートを買わなければパスしようかなと思っていた作品群。 No.11 宮崎 いず美 「UP to ME」 まあまあ、楽しめたけれど、展示会場の空間を使ってまで体験するべきものでもなく、Tumblrで十分かなと感じた。毎年、ポップなタイプの作品がこの会場に…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その10

No.10. ロミュアル・ハズメ「On the Road to Porto Novo」 アフリカの作家。写真家というよりも現代美術のアーティスト。今も故郷のベナンで活動を続けている。作家の故郷の町の雑多な店先のパノラマ写真がアフリカに行ったことのない人には少し、疑似体験が…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その9

No 9. フランク・ホーヴァット写真展「Un moment d’une femme」 烏丸御池の交差点近くに残っている古い酒問屋の町屋を利用したギャラリーが会場。無料だったし、たくさんの人が見に来ていた。 すてきな写真。フランク・ホーヴァットのウェブサイトで作品が見…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その8

No.8. クロード・ディティヴォン「パリ五月革命ー夢みる現実」 この1968年5月に起こったパリ五月革命はベトナム戦争に端を発したもので、その後、政府の政策に不満な労働者を巻き込んでいったものだそうだけれど、最近のパリでも、数年前からのマクロン政権…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その7

No.7. リウ・ボーリン「Liu Bolin × Ruinart」 ルーフトップ・バーのあるおしゃれな祇園のビルが会場。背景に溶け込むようにペインティングされたリウ・ボーリンのセルフィー写真群。すべての背景はシャンパーニュ・ブランドのルイナールのぶどう畑や醸造現…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その6

No.6. アルベルト・ガルシア・アリックス「IRREDUCTIBLES」 展示タイトルの「IRREDUCTIBLES」はスペイン語。調べてみると数学用語で、あるものがよりより単純なものに分解されない場合に既約であるというとのことだそうだ。 前年度の京都グラフィーのイサベ…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その5

No.5. 深瀬昌久「遊戯」 狂暴に笑っている猫の写真が京都グラフィーのポスターにもなっている日本人の写真家。会場は京都グラフィーではおなじみの誉田屋源兵衛の竹院の間。渡り廊下でつながれている二間つづきの展示で、京都の町屋の趣が堪能できる、あいか…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その4

No.4. ステファン・シェイムス「Power to the People」 1966年、アメリカで、アフリカ系アメリカ人による政治組織、「ブラックパンサー党」が結成されていたことはまったく知らなかった。この写真展はそのブラックパンサー党の活動を追ったドキュメンタリー…

今年も楽しかった京都グラフィーの復習 その1

No1. ローレン・グリーンフィールド「GENERATION WEALTH」 億万長者になったアメリカ人夫妻の大豪邸ができるまでをカメラに収める予定が、図らずも大富豪が転落していく様を記録した映画『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』を撮った作家。 …