ZOZOの前澤社長は、なぜ、ZOZOスーツを作ったか。私とは真逆の話。
私は身長が女性にしては高めで170cm近くあり、中学から高校時代は、家の近所の洋品店やスーパーはもとより、デパートで売っている服でさえ、袖丈が短く、いわゆる「つんつるてん」な状態で着るものに苦労していたものです。
1980年代に入り、DCブランドが台頭してきて、ワイズやコムデギャルソンだと、やっと袖丈に余裕がでる!と、高くても無理して買ってましたね。この頃はDCブランドが大ブームでバーゲン初日の昼頃にはコムデギャルソンやピンクハウスなんかは商品完売だったりしました。ファッションビルは開店前から長蛇の列で、将棋倒しになって、並んでいた人が亡くなったりという事件もありました。バーゲンでも大量に服があまってる現在からは考えられない時代でしたね。
そんな時代を経て、今ではユニクロだろうがシマムラだろうが、安くても袖丈は余裕で長い洋服ばかり。
でも、袖丈、一般的な体形の人には長すぎるんじゃ?パンツの長さも小柄な人には長すぎて、裾上げで切ってしまうと、シルエットも崩れるし、とくに男性は試着して、毎度毎度、パンツ丈をカットするのは精神的にもストレスなんだろうな。ZOZOの前澤社長はZOZOスーツの着想の原点は「サイズがないということで、僕も散々残念な思いをしてきたこと」だそうです。
今は、手足長めでサイズが統一されてるけど、それでイヤな思いをしてきた人たちも多いんだろうなというところを解決するイノベーションだと思います。