わたしの気づき

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赤とrouge(ルージュ)~日本とフランス 色の出会い。。。紅花。

NHKBSの再放送で、「赤とrouge(ルージュ)~日本とフランス 色の出会い~」というのを見た。

シャネルのメークアップクリエーター、ドミンク・モンクルトワ氏が新しいシャネルの赤を求めて京都を訪れるという内容。西洋で使われているコチノールという色素はカイガラ虫からとられ、10世紀のメキシコ、アステカ人によってすでに使用されていたとのこと。かたや、日本の紅花は6世紀にさかのぼる。

紅花には蛍光色素が含まれており、良質の紅花から作られる紅が玉虫~金色に輝いているのはそのせいだそうだ。

江戸時代に描かれた浮世絵が現代でも色あせていないのはこの蛍光染料を含む紅花で描かれていることも関係しているとのこと。

シャネルのメークアップクリエーター、ドミンク・モンクルトワ氏は、この紅花に感銘を受けて、早速、この紅花を用いた口紅づくりにとりかかるのだが、この紅花がEUでは認可されていない色素で口紅に用いることができないとのこと。(自然のもので、昔から日本で口紅として用いられているもので、もちろん、日本では認可されているわけだから、シャネルにはもっとがんばってほしかった)

昔ながらの植物の色素に蛍光色が含まれているというのは不思議に感じますが、植物が子孫を残すために目立たなければいけないということで、進化したそうだ。

このドキュメンタリーは以前放送されたものの再放送のようで、その後、このようなイベントが京都で行われていますが、紅花を使ったシャネルの新しい赤口紅は商品化されたのでしょうか。

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