わたしの気づき

日々、気になったこと、感じたこと。

「健康になりたければ家の掃除を変えなさい」を知って変える、我が家の掃除マニュアル

先日、「金スマ」で、「健康になりたければ家の掃除を変えなさい」という本が話題の松本忠男さんの掃除法をやっていた。

 

「ホコリで人は死なない」と、昔から言うけど、家のホコリの中には、黄色ブドウ球菌など、菌やウィルスが潜んでおり、体調によっては病気になったり、最悪、死に至ることもあるそうです。

 

【掃除のエコシステム】

①適当に 

②できるところまで 

③決意しないでやる。

④意識せずにやると習慣化されやすい。

 (→習慣になる→負担を感じずに、お掃除ができるようになる。)

 

【ロボット掃除機の致命的な欠陥】

①排気口が床面に近いため、自分の排気で床のホコリを舞い上げてしまう。

②湿気や静電気で貼り付いたホコリを吸うことはできない。

③多くの機種では、部屋の隅のホコリを吸うことができない。

 (出かける前にかける→ロボット掃除機が舞い上げたホコリがふたたび床に落下→一晩経った翌朝、フローリングワイパーで、そのホコリを取り去る)

 

なので、ロボット掃除機は常に人がいる我が家には不向き。

 

【良い掃除機の選び方】

①排気口が高い位置にある

 (排気口の位置が床面と近ければ、床のホコリを舞い上げてしまう原因となるので、床面と排気口との距離が近いキャニスタータイプよりも、手元に排気口があるスティックタイプのほうがおすすめ。)

 

②コードレス

 (キャニスタータイプは動かすたびにコードの動きが床のホコリを舞い上げてしまう。)

 

③湿気や静電気によってフローリングに張りついたゴミも吸い込めるくらいの吸引力がある。

 (菌やウイルスがそのまま素通りして排気口から出てしまうようでは、掃除機をかける意味がありません。掃除機内のフィルターなどで、しっかりと微粒子をキャッチしてくれるもの)

 

【掃除機のかけ方ポイント】

掃除機のヘッドは1メートルを5〜6秒ほどかけて、一定の速度でゆっくりと動かす。

 

【エアコンの下は汚れの吹き溜まり】

①冷房をつけた場合、吹き出た冷たい空気は重いため、部屋の壁や床にぶつかると、床の上をブーメランのように戻ってくる下降気流を描きます。そして、ちょうどエアコンの真下が気流の終点となり、ここにホコリやカビが集まる。

 

②エアコンの吹き出し口の近くは、渦を巻くような大小の気流が発生するため、空気中のホコリのうち、粒子の大きなものはその気流に巻き込まれて浮遊したあと、床に落下。

 

【扇風機やサーキュレーターを置く場所】

①扇風機やサーキュレーターをエアコンの下に置いた場合、せっかく集まったホコリやカビが、扇風機やサーキュレーターの送風で再び部屋中に拡散される。

 

②エアコンの下以外にも、静電気でホコリを集めやすいテレビなどの電化製品の近くや、ホコリが溜まりやすい部屋の隅などは避けて扇風機やサーキュレーターを置く。

 

【暖房はホコリを舞い上げる】

暖かい空気は軽いため、天井に向かって上昇気流が発生。すると、部屋のホコリが舞い上げられるため、暖房をつけている間は常にホコリが空気中に舞っている状態となる。

 

【エアコンのカビ対策】

フィルターのホコリを溜めないことが、エアコンのカビ対策に有効。1、2年に一度は専門業者に内部のクリーニングを依頼する。また、冷房を使い終える秋口には、必ずフィルターを掃除する。

 

【トイレ掃除】

トイレのホコリ1グラムあたり数十万〜数百万個もの一般細菌が検出。

菌種によっては食中毒の原因となる可能性がある大腸菌群と、ニオイの原因となるブドウ球菌が検出。

 

ホコリをこまめに除去することが大切。トイレの水がはねるのでふたをして流す。
トイレ洗浄ブラシは、使用後にブラシケースに汚染された水が溜まるため処分。

 

①壁と床のホコリを取る。

使い捨て手袋を着用し、壁、床の順に、カッティングしたスクイージーでホコリを取る。※菌を拡散させるので掃除機はかけない!

床は奥から手前に向かって掃除します。壁沿い、便器沿い、そして床に汚物入れなどが置いてある場合、その周囲はホコリがつきやすいため、重点的に行う。

 

②便器本体の汚れの拭き上げ

トイレに流せる使い捨てのウェットシートで、タンク周り→便器のフタ→便座→便器内部と上から下に向かって拭く。

(汚れがついたまま便器本体の消毒拭きをしても、皮脂などが消毒剤と反応して消毒効果がなくなってしまう。そのため、まずは汚れを落とすことが大切。)

(汚れがひどい場合は、酸性洗剤をシートにつけてゴシゴシ拭く。汚れを落とすのが目的なので、力を入れた往復拭きでよい。)

 

便器内部は最初に酸性洗剤(10%のクエン酸水 。水300ミリリットルに対してクエン酸大さじ2)をつけて、畳んだトイレットペーパーでパックするようにまんべんなくなじませ、3分ほど放置してから最後に流せるシートでこすって水で流します。すぐ流してしまうと洗剤と汚れの接触時間が不十分で、効果がない。

水が溜まっている部分は使用済みのキッチンスポンジを使う。

(便器内部の落ちにくい汚れには、ホームセンターや100均にも売っている耐水ペーパーがおすすめ。耐水ペーパーは、濡れても破れない耐水紙でつくられた紙やすりのこと。粒度が2000番のものが、便器のこすり洗いには適しています。小さくカットして、使い終わったら捨ててしまえばいいので衛生的。)

 

【トイレ消毒】

ハイター2ミリリットルを500〜600ミリリットルの水で薄めると、0・02%の消毒液ができる。この消毒液は、時間が経つと塩素濃度が低下するため、作り置きができない。

漂白剤は体によくないものという印象を持っている方も多いですが、時間の経過とともに塩素濃度が低下するため、消毒拭きをした場所を手で触る程度であれば、人体に何ら問題はありません。濃度を薄めて赤ちゃんの哺乳瓶の消毒にも使用されている成分ですので、正しく使えば安全で有効な消毒液です。

 

【トイレ使い方】

水を流すときは、飛び散りを防ぐため、必ずフタをしてから流す。

 

【洗濯槽掃除】

2か月に1回くらいは掃除をする。

防サビ剤の配合された塩素系の洗濯槽用クリーナーを使用。

洗濯機を使ったあとは、毎回洗濯機のフタを開放し、風通しをよくする。

 

 

【キッチン】

①スポンジ

一日の終わりに、熱湯を全体にかけたあと、固く絞って、風通しのよい場所で干す。

 

②シンク

10%のクエン酸水 (水300ミリリットルに対してクエン酸大さじ2)をスプレーボトルに入れておき、シンクに噴霧して1〜3分程度放置したあとに、普通のスポンジの柔らかい面でこすり拭き。そのあとは、中性か弱アルカリ性の食器用洗剤で洗って中和。

③水回りを使ったあとはその都度水滴を拭き取るようにすること、カビのエサとなるホコリや汚れは放置しないで掃除すること。

④調理台などは調理がすべて終わってからまとめて拭くようにし、調理中はふきんに触れないこと。ふきんに触れたら、その都度石鹸で手を洗うことが大切です。そして、使い終わったふきんは、毎晩必ず塩素系漂白剤で漂白し、風通しのよい場所できちんと乾かす

注意:使用済みの食器をシンクに溜めていれば、たっぷりの栄養分と水分で細菌は増殖していきます。使用済みの食器を半日漬け置きしておくと、最低でも4〜9時間は放置していることになり、シンクの中では相当な数の雑菌が繁殖しています。ついやりがちではありますが、その後の洗浄が不十分であれば 食中毒の原因にもなりかねないため、食器のまとめ洗いは非常に危険。

 

【部屋】

部屋の湿度を常に80%未満に抑えて除湿に努める。

棚の上などの高い所は、細かいホコリもキャッチしやすい、マイクロファイバーのクロスで乾拭き。

空気中のホコリが床に落ちきった早朝に、上で挙げた「ホコリの集まりやすい場所」の床を、ドライシートのフローリングワイパーで一人静かに掃除。

テレビなどの電化製品のホコリは、マイクロファイバーのクロスでそっと拭き取ってください。マイクロファイバーは繊維が細かいため、小さな粒子のホコリも逃さずキャッチします。

フローリングワイパーは、体からできるだけ離して、床に密着させ、力を入れすぎずに、前方に向かって静かにゆっくり床を滑らせます。マイクロファイバークロスでの拭き掃除も、一方向にそっと静かに動かすことで、ホコリの舞い上がりを最小限に抑えることができる

ホコリの集まる場所を重点的に掃除し、ホコリの絶対量を減らすことが大切。

消毒を目的とした場合、クロスは 「一方向拭き」にするのが基本のキ。

 

【風呂掃除】

浴槽のお湯の注ぎ口やシャワーヘッドのぬめり、湯あかなどに生息し、42℃前後の温度で繁殖するMAC菌への感染を防ぐため、風呂場を掃除するときに限っては、必ず換気をする。

 

【寝具】

シーツ類はホコリが出やすい綿よりも、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維がおすすめ。

布団や枕の天日干しも必要です。寝具の天日干しは、できれば週に1、2回行い、シーツや枕カバー、エリカバーは、せめて週に1回は交換。

 

【ノロウィルス消毒方法】

嘔吐物が乾いて空気中にウイルスが飛散する前に消毒する。

① まず、0.1%に希釈した消毒液を作ります(ここでは予防が目的ではないので、濃度は0・02%よりも濃い0・1%で)。消毒液は作り置きができないので、その都度作ってください。処理を始める前に、使い捨て手袋とマスクを着用しましょう。

② 次に、汚物をペーパータオルで覆い、消毒液をペーパーの上から静かに染み込ませて拭き取ります。

③ 拭き取った場所に再びペーパータオルを敷き、消毒液を染み込ませ、10分放置してからもう一度拭き取ります。

④同じ場所を水で濡らしたペーパータオルでさらに拭き取って終了です。

汚物が付着した衣服やシーツは、白い物なら漂白剤で作った消毒液に10分間以上浸してから、ほかの洗濯物と分けて洗濯します。漂白できない色柄ものであれば、85℃以上の熱湯に1分間以上浸けたあと、やはりほかの洗濯物と分けて洗濯。

ノロウイルスの消毒において、消毒液をつける時間は非常に重要。

 

【カビ掃除】

カビが生えてしまったら、その場所をまず水で湿らせてから、0.02%の台所用漂白剤を染み込ませたペーパータオルをカビに貼り付けて3〜5分放置。

カビの予防には、日常の掃除が終わったあとでこまめに窓を開けて換気をし、家の中の風通しをよくすることが第一です。風通しが悪い収納スペースの中などでは、除湿剤を活用する。そして、水回りを使ったあとは、水滴をこまめに拭く習慣をつける。

 

【ダニ除去】

ダニが繁殖しやすいカーペットは、パワーブラシモードの掃除機を、1メートルあたり5〜6秒かけて 、力を入れすぎず、ゆっくりと動かして掃除する。その際、できるだけ掃除機の排気を同じ方向に向け、ダニの拡散を最小限に抑えるようにする。

ダニが目地に入り込みやすい畳は、マイクロファイバークロスで畳の目に沿って乾拭きしたあと、アルコールを染み込ませたマイクロファイバークロスで仕上げ拭きをする。

ソファは、布製の場合、アイロンのスチームをあててダニを死滅させたあと、固く絞ったマイクロファイバークロスで、できるだけ静かにスタンプを押すように水拭きし、しっかり乾燥させます。革製のソファは、マイクロファイバーで拭くと傷がつく恐れがあるため、柔らかいタオルで水拭き。

ホコリをかぶった不衛生な本や、ソファや椅子の座面などのファブリック、クローゼットの中でもダニは好んで繁殖する。不要な物は処分し、ホコリやカビを増やさないことがダニ対策には重要。
カーテンレールや棚の上などの高いところのホコリでは7万〜10万個であるのに対し、床上のホコリには100万〜260万個と、約10倍多い。

高い場所から低い場所の順で、ホコリを取っていく。