「私はあなたのニグロではない」を観て
この映画で初めて、ジェイムズ・ボールドウィンというアメリカ黒人作家を知った。
この映画は、このジェイムズ・ボールドウィンが語る形式でアメリカにおける黒人差別を描いたドキュメンタリーだ。
映画で語られる言葉のひとつひとつをボールドウィンの本、エッセイ、インタビュー、講演など、彼が実際に発言した言葉を使って構成されている。
ジェイムズ・ボールドウィンが作品を発表し始めた、1950~60年代、ドリス・デイなどに代表される夢のようなハリウッド映画の世界と、レイ・チャールズなどに代表される日々の生活の苦悩のリアリティに満ちた世界が、存在していたわけだが、「それらは決して交わることはない」と、この映画のなかで、ジェイムズ・ボールドウィンが語っていたのが印象に残った。知的で独特の視点をもった、もっと、日本でも紹介されてしかるべき作家だと思う。この作家の書いた本を読みたくなった。
映画の中で、ジェイムズ・ボールドウィンがアメリカ人のことを、「遠くの国に興味もない」と語っているが、私が個人的にアメリカ人にいだく感想も同じだ。
彼が活動していた当時から存在していた、本も読まない、芸術にも興味がない、野球とかテレビで見てれば幸せ的な白人アメリカ人が、今も存在し、そういった層がおもにトランプを支持しているのだろう。
差別を受ける側の黒人が非常に気高く知性的に見えるのに対して、差別する側の白人が非常に無知で反知性的でおろかに見える。
映画のラスト、「差別とは何か」を語るボールドウィンの、火のように熱く激しく、知性的で明瞭な名スピーチは、オバマ前大統領やマドンナらが演説で引用するなど、今なお困難と闘う人々の心を揺るがせ、深い感銘を与えている。
と、映画を観たあとに読んだ公式サイトの説明にあったが、正直、まったく覚えていない。ネットで検索するも見つからず。
もう一度、観るしかないのかしら。
鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで「江戸の戯画」観覧メモ
第一章 鳥羽絵
鳥羽絵とは、江戸時代の大阪を中心として流行した戯画のこと。
人物中心の小ばなし的な戯画。
第二章 耳鳥斎
耳鳥斎は江戸時代の大阪を中心に活躍した絵師。地獄絵巻をコミカルなタッチで描いている。
第三章 北斎
コミカルなタッチの「鳥羽絵集会」「風流おどけ百句」など。北斎漫画も。
第四章 国芳
江戸における戯画の名手、歌川国芳。金魚の擬人化は圧巻。
第五章 滑稽名所
幕末になると、名所を舞台とした戯画が出版されるようになった。
名所を舞台に繰り広げられるドタバタ劇。
第六章 暁斎
幕末から明治にかけて活躍した河鍋暁斎。
カエルの合戦図や、富士をバックにクジラに乗る猫など。
作品の説明が日本語のみだったけれど、作品自体はコミカルでわかりやすいし、ヨーロッパではブリューゲルなども動物を擬人化した絵画を描いているし、時期はずれているが、同じような発想が文化的交流がない地域で発生したことは外国人が見ても興味深いのではないだろうか。
金魚のファイルとか、日本みやげにぴったりなのに、広く知られていないのはもったいない。
それとも、オランダ商人によって、16世紀~17世紀に描かれたブリューゲル作品が18世紀、江戸時代の日本に持ち込まれ、歌川国芳などに影響を与えたのだろうか。そのあたりのつながりを知りたいと思う。
また、ジブリ作品のポニョや、ピクサーのニモなども。つながりが気になる。
ハイキングや登山で靴ズレになってしまったときの対処法
ハイキング番組で、靴ズレになってしまったときの対処法を、トレッキング・ガイドのかたが紹介されていました。
まず、靴ズレになってきたところにバンソウコウを貼ります。
その上から、めくれてこないように、角を丸くとったガムテープを貼ります。ガムテープは50cmくらい巻いて持って行くのがよいとのこと。
もし、水ぶくれになったら、火であぶって先を消毒した安全ピンを使って、つぶしてくださいとレクチャーされてました。
けがをしてしまったときは、ペットボトルのフタにピンの先で穴をあけて傷口を洗うのもいいそうです。
よくわからなかったマインドフルネスのやり方がわかった。
NHKの健康番組で、「マインドフルネスでダイエット!」というのをやっていた。
感覚刺激に注意を向けるのがポイントだそうだ。
例えば、チョコレートを集中して味わいながら食べる方法。
「このチョコレートを今まで食べたことはおろか、見たこともないものと思って見てください」
「香りをかいでみましょう」
「そっと口の中に入れて、かみ砕きたい思いを受け止めながら、口の中をそっと転がしてみましょう」
「ゆっくりかみしめて、チョコレートを味わう喜びを感じたらそっと飲み込みましょう」
何も考えずに、ポンポン口の中に放り込んで食べるより、少量で満足できるようになると、番組の実験でも実証されていました。
要は食事のときに、
「料理の内容を確認する」「かむ感触や味に集中する」し、
「十分、満足した自分を知ることがポイント。
ワインなど、アルコールを飲むときの飲みすぎ防止にも良とのこと。
例えば、地面を足の裏に感じるなど、「いつも感じている身体の感覚を受け入れるのがマインドフルネス」だそうです。
脳は集中するのが苦手で「マインド・ワンダリング」と言われる状態になり、過去のいやな出来事や、将来の不安を考えてしまいがちだそう。
そういったネガティブ感情を起こすのが扁桃体で、その扁桃体の暴走を抑制し、判断や意欲を司るのがDLPFC(背外側前頭前野)で、そこを活性化するのがマインドフルネスということだそうです。結果的にストレスが減るということにつながるとのこと。
また、痛みを感じると脳の神経細胞が興奮し、そのまま、脳の興奮が治まらない場合があり、原因不明の慢性腰痛の場合はこの神経細胞の興奮が治まらないために痛みがでている場合もあるそうです。
DLPFC(背外側前頭前野)の活性化、要はマインドフルネスな状態にすることで脳の神経細胞の興奮を抑えることができるそうです。
なかなか、わかりずらかったマインドフルネス。少し、理解が進みました。
内臓にもある?体内時計リセット法を「あさイチ」でやっていた。
「あさイチ」で「慌ただしい朝のお悩み解消SP」というのをボーッとした頭で見ていたら、これがなかなかのお役立ち情報だった。
まず、ボーッとした頭の血流を良くして目ざまさせるには筋肉量の多い臀部のストレッチがいいらしい。ただ、これもあまり長いことすると、副交感神経が優位になって、逆に眠くなるから注意とのこと。10~20秒くらいでいいそうだ。
目覚まし時計の設定も起きる目標時刻の15分くらい前に40デシベル程度の小さい目覚まし音(鈴虫?コオロギ?が鳴く程度の音らしい)が効果的だそう。
これは最近、ほかの番組でもやっていたな。
初耳だったのは内臓にも体内時計があるということ。皆さん、ご存じのように脳の体内時計は太陽の光で目覚めるけれど、内臓の体内時計をリセットするのは、でんぷん質+タンパク質の食事が必須とのこと。狂うと、ガン、糖尿病、肥満などの原因になるらしい。
パン+チーズや卵、ごはん+納豆や卵で良いそう。もちろん、野菜なども加えてバランスのとれた朝食にするのはさらに良いことだけれど、流行りのスムージーだけとかは内臓の体内時計のリセットには意味がないそうです。
たまたま、見ていてよかった!
「ためしてガッテン」でやっていた「肺ストレッチ」は自律神経によかった
「肺ストレッチ」というタイトルに惹かれて、ためしてガッテン!を見る。
アメリカで9.11のPTSDに苦しむ人たちのために、あるドクターが何かできないかと考案されたと言っていた(と、思う)。
やり方は簡単で
【吸う筋肉のストレッチ】
膝を少し折り曲げて中腰になり、ボールを抱えるような体勢で、背中を丸めてゆっくり鼻から息を吸いきったら、今度はゆっくり息を吐きながら手を胸に引き寄せていく。
【吐く筋肉のストレッチ】
腰の上で両手を軽く組んで、アゴを上げ、ゆっくり息を吐きながら組んだ手を斜め後ろへ伸ばす(みぞおちから両脇腹にかけての筋肉が伸びる感じを意識する)。
という簡単なもの。
早速、その夜、試してみたら、更年期のせいか、不安感があり、息も浅く、夜中に目が覚めるし、朝も疲れがとれていなかったのが、ぐっすり眠れて、朝もシャキッ!と起きれました。こんな簡単なことで。
これは更年期症状、うつ症状や、自律神経に関係する病気のかたにたいへんよいのではないでしょうか!
簡単なので、一度、やってみることをオススメします。
炭酸水の効果。飲む以外にもいろいろ「あさイチ」でやっていた。
ただの炭酸水は好きで以前から飲んでいるけれど、最近、ブームなんですね。
特にアルコールが欲しいわけでないときにはビールがわりに飲めば、ビール分のカロリーカットになるからダイエットになるし、白砂糖たっぷりの炭酸飲料を飲むかわりに自分で蜂蜜やオリゴ糖をいれてオリジナル・ドリンクも簡単に作れる。
「バブ」なんかの炭酸入浴剤が疲れもとれてあったまるのは知っていたけれど、「あさイチ」の実験では、普通の湯に入浴した場合、5分後の血流量は8.0ミリリットル/分/100グラム、10分後は9.6ミリリットル/分/100グラム。一方、炭酸泉では5分後で12.8ミリリットル/分/100グラム。また、10分後は14.2ミリリットル/分/100グラムとのこと。
時間が無いからと湯舟につからずシャワーで済ます人も多いけれど、普通の湯に10分入るよりも、炭酸泉に5分入るほうが血行促進効果が大きいなら、今はたくさん、炭酸がでるシャワーヘッドが売られているから、お風呂沸かして、そこに炭酸がでるシャワーヘッドをつっこんで、その湯舟に5分つかったほうが、時短かつシャワーだけよりも健康にいいし、ライフハックですよね。
炭酸シャワーヘッドが無くとも、クエン酸1に対し、重曹1.3の割合で混ぜると炭酸が発生するそうです。
「あさイチ」では動脈硬化による血行不良にも改善がみられた写真をだしていましたね。これは、高齢者の足湯にも応用できますね。
「あさイチ」に出演されていた医師のかたによると、炭酸は毛根の汚れをとるのが得意だそうで、そう考えると炭酸シャワーヘッドはマストアイテムかと思いますね。番組内でも皮膚科の女医さんが自宅浴室に高額な炭酸発生装置を設置されているのが紹介されていました。
炭酸水パックも市販でありますが、コットンをペットボトルの炭酸水で濡らして肌の上に置いておくのも効果があるそうです。炭酸の泡が消えると意味がなくなるのでマメに炭酸水をつぎたさないといけないそうですが。それも、面倒ですね。